お向かいさんに恋をして
「…………ゆかり……」
え……?
私も留奈さんも動きを止めた。
ゆかり……って、言った、よね……?
ハガキの人……!
二人で顔を見合わせる。
留奈さんは驚いた表情をしている。
私もきっとそういう表情をしているのだろう。
「秋中さ……」
「ゆかり……」
もう一度名前を呟いて、秋中さんは私の唇に自分のそれを重ねた。
「……!!」
……ファーストキスって、レモンの味だとかイチゴの味だとか聞くけど……。
まさかのお酒味……。
お酒は呑んだことがないからよく分からないけど、キツいアルコールの匂いがした。
ファーストキス、夢見てたんだけどなぁ……。
好きな人と素敵な場所で、とか……。
だんだん瞳が潤んでいくのがわかる。
「わ、私のファーストキス……」
え……?
私も留奈さんも動きを止めた。
ゆかり……って、言った、よね……?
ハガキの人……!
二人で顔を見合わせる。
留奈さんは驚いた表情をしている。
私もきっとそういう表情をしているのだろう。
「秋中さ……」
「ゆかり……」
もう一度名前を呟いて、秋中さんは私の唇に自分のそれを重ねた。
「……!!」
……ファーストキスって、レモンの味だとかイチゴの味だとか聞くけど……。
まさかのお酒味……。
お酒は呑んだことがないからよく分からないけど、キツいアルコールの匂いがした。
ファーストキス、夢見てたんだけどなぁ……。
好きな人と素敵な場所で、とか……。
だんだん瞳が潤んでいくのがわかる。
「わ、私のファーストキス……」