大工さんに恋していいですか?おまけ追加中
2.恋してすぐに失恋?
…次の日から数日間、私は新しい顧客がいる、

別の担当も追加された為、博さんのいるエリアには行けなかった。

・・・会いたくて、日曜日に行ってみようかなと思ってみたものの、

博さんだって、休みのはずだから、行ってもいるわけもなく。


顧客が増えなければ、私も困るので、行かないわけにもいかない。


顧客回りを済ませた私は、会社に戻り、顧客リストを作りながら、

深い溜息をついた。


「どうしたの、羽菜?2,3日前はスッゴク元気そうだったのに、

今日は、凄く暗いわね」

同僚の美鈴に声をかけられた私は、また深い溜息をついた。


「…私、病気みたい」

「エ?何の病気?…重い病気なの?」

私の言葉に驚き顔で言った美鈴。


「…うん、相当」

そう言って、また溜息をついた私。


「仕事なんかしてる場合じゃないじゃない。

すぐに病院行きなさいよ!ちゃんと診てもらって、入院して治さなきゃ」


「・・・何言ってるの?」

とんでもない美鈴の言葉に、私はキョトンとした顔で言った。

「え?・・・・・病気じゃないの?」

美鈴も、困惑の表情を浮かべる。
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