幸せにする刺客、幸せになる資格
☆親子の対面~side AKARI~
いよいよノリがお父さんと会うことになった金曜日。
ゴールデンウイークの谷間の平日。
いつものように私はカズを学校に送り出し、ヒヨとナゴを保育園に送り、ユウをおぶって洗濯と掃除をこなしていた。
ノリもいつものようにりんごの木を見て回る。
りんごの花も大分花びらが落ちて、地面にはらはら落ちている。
ビジネスの話なのに、なぜか両親揃って来るらしい。
やはり、いつまで経っても、子供のことは気になるもの。
私も人の親になってやっとその気持ちが分かるようになった・・・かも。
お昼になって、大和くんが琴乃ちゃんを連れて帰ってきた。
『ただいま』
『こんにちは』
「あれ?早いね」
『今日は先生達の行事があるらしくて午前で授業が終わりだったんだ』
大変。
すぐお昼ご飯用意しなくちゃ。
私がそう思ってキッチンに向かうと、琴乃ちゃんに止められた。
『あの、私と大和の分はお弁当を持ってきたんです。本当は皆さんの分もお持ちするべきなのですが、今日は学校で食べると思っていたので大和と私の分だけなんです。ごめんなさい』
「謝らないでよ。でも偉いね、大和くんの分までお弁当作ってくるなんて」
私が高校生の時には、全く考えもしなかった。
まぁ、作りたいと思う相手もいなかったけどね。
ゴールデンウイークの谷間の平日。
いつものように私はカズを学校に送り出し、ヒヨとナゴを保育園に送り、ユウをおぶって洗濯と掃除をこなしていた。
ノリもいつものようにりんごの木を見て回る。
りんごの花も大分花びらが落ちて、地面にはらはら落ちている。
ビジネスの話なのに、なぜか両親揃って来るらしい。
やはり、いつまで経っても、子供のことは気になるもの。
私も人の親になってやっとその気持ちが分かるようになった・・・かも。
お昼になって、大和くんが琴乃ちゃんを連れて帰ってきた。
『ただいま』
『こんにちは』
「あれ?早いね」
『今日は先生達の行事があるらしくて午前で授業が終わりだったんだ』
大変。
すぐお昼ご飯用意しなくちゃ。
私がそう思ってキッチンに向かうと、琴乃ちゃんに止められた。
『あの、私と大和の分はお弁当を持ってきたんです。本当は皆さんの分もお持ちするべきなのですが、今日は学校で食べると思っていたので大和と私の分だけなんです。ごめんなさい』
「謝らないでよ。でも偉いね、大和くんの分までお弁当作ってくるなんて」
私が高校生の時には、全く考えもしなかった。
まぁ、作りたいと思う相手もいなかったけどね。