秘密な約束〜強気彼氏の悪魔な選択!?〜
高校1年の光城と美優
「俺さぁ、美優ちゃんが好きなんだよ!」
「…いきなりなんだよ」
正司は朝っぱらから俺が教室に入ってくるなり駆け寄り言ってきた。
「超可愛いんだって!」
正司はかなりの面食いで惚れっぽい。
「またすぐ飽きるだろ…」
俺が冷めた返事をすると正司は俺の目を真剣に見た。
「今回はマジだから!お前美優ちゃんと席隣なんだから仲良くなってくれよ!」
「はぁ?面倒くせぇなぁ」
俺はため息をついて席に着いた。
隣には鮎川が座っていた。
雑誌に載ったりしているぐらいだから顔は良いかもしんねぇけど絶対ヤリマンだろ。
正司のタイプにもろにハマってるな。
ご愁傷様。
昼休みになって渡り廊下から売店に向かう途中、中庭の池の傍でしゃがみ込む鮎川を見つけた。
気になって自然に池の方に足を運ぶ。
「………」
声を掛けようとすると鮎川の大きな瞳から流れ落ちる涙を見てしまった。
鮎川が俺の気配に気づいたのか突然こっちを振り向く。
「…柴田…君?」
これが美優と俺との初めての会話だった。
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「…いきなりなんだよ」
正司は朝っぱらから俺が教室に入ってくるなり駆け寄り言ってきた。
「超可愛いんだって!」
正司はかなりの面食いで惚れっぽい。
「またすぐ飽きるだろ…」
俺が冷めた返事をすると正司は俺の目を真剣に見た。
「今回はマジだから!お前美優ちゃんと席隣なんだから仲良くなってくれよ!」
「はぁ?面倒くせぇなぁ」
俺はため息をついて席に着いた。
隣には鮎川が座っていた。
雑誌に載ったりしているぐらいだから顔は良いかもしんねぇけど絶対ヤリマンだろ。
正司のタイプにもろにハマってるな。
ご愁傷様。
昼休みになって渡り廊下から売店に向かう途中、中庭の池の傍でしゃがみ込む鮎川を見つけた。
気になって自然に池の方に足を運ぶ。
「………」
声を掛けようとすると鮎川の大きな瞳から流れ落ちる涙を見てしまった。
鮎川が俺の気配に気づいたのか突然こっちを振り向く。
「…柴田…君?」
これが美優と俺との初めての会話だった。
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