【完】キミと生きた証
1月・・過ぎちゃった。


瞬は毎日のように来てくれてたけど、まだ初詣には行ってないんだって。



コンコン・・


いつも瞬がきてくれるより、少し遅めの時間に、今日も扉が叩かれた。



「ちーちゃん!あけおめー!!」


「・・おめえ静かにしろよ。ちとせ、調子よさそうだな。」


あたしは思わず、目をぱちぱち。


嬉しくて、両手で口元覆って


「仁奈ちゃん・・・!!」


って感激しちゃったら



「俺のときはそんな喜ばねえのに・・・。」


って瞬がすねた。


・・・そんなわけないのにね。



「ちーちゃん久しぶり!あんまりこれなくてごめんね。」


仁奈ちゃんの手が久しぶりにあたしの頭をポンポンと撫でた。



嬉しくてはにかみながら、


「ううん!こんなとこまで、来てくれて・・嬉しい・・っ」


ってあたしは仁奈ちゃんを見上げる。


仁奈ちゃん、またちょっと髪が伸びて、もうセミロングになりそう。



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