俺様副社長に捕まりました。

言えない真実

「もしもし・・未来？」
『未来？じゃないわよ。桃あんた今どこにいるの？』
未来の声は少々キレ気味だった。
「どこって・・・自分が担当しているお家だけど・・・」
すると受話器越しからはぁ～～と大きなため息が聞こえた。
『ちょっと会って話したいんだけど・・・いつならいいの？』
拒否権なしといった口調で何に対して怒っているのかは・・・大体想像がつく
「う～～ん。今日はすごく遅くなるから・・・・明日はどう？明日は
早く上がれるんだけど・・・」
しばらく沈黙が続いた
「・・・わかった。じゃあ・・・明日私んちに来てよ。今旦那長期出張で
いないから・・・で、お泊り覚悟で来るように！いい？」
完全に命令系で嫌だとは言えないほどの迫力に
わかったとしか言えなかった。


翌日、輝くんのお迎えが済んだら今日は上がっていいと言われいつもより
早く帰った。
それから着替えて未来の家へと向かった。