桜龍~青龍の騎士~
桜の本気……そして……
自分でも驚くほど凄いスピードで地面を蹴ったと思う。
綾斗に殴られそうな下っ端を引っ張り、その拳を受け止める。
「…私と勝負するつもりで来たの?」
綾「一人称変わっちゃってるよ~」
「知るか。テメェは私がぶっ潰すって誓った。」
綾「あー、楓君に?(笑)」
「…殺すぞ?」
綾斗から楓の名前が出た瞬間、桜の顔色が一瞬で変わった。
綾「俺一人で来ると思う?」
「…これっぽっちも思ってねぇよ。」
…ぞろぞろ…いっぱい出てくんな…
「はぁ…伊月、太一、優、唯、陸斗~」
5人「…」
「腕はなまってないよな?」
伊「…多分」
太「…あぁ」
優「うん…」
唯「ないよ~」
陸「…うん」
「よし、青龍の騎士、桜龍として青龍に告ぐ。
下っ端は全員下がれ。蓮、愁、満、空。
ごめんね~少し力貸してほしい。」