悲しみの果てに
結ばれる

••両親へ報告


苳吾さんは、一度帰り
明日、出直す事に。

帰りに、私に沢山のキスをして‥‥
「続きは、今度な!」
と、ニヤニヤするから
「もっ‥‥うふふっ」
と、笑ってしまった。

苳吾は、両親に全てを話し
「明日の夜
彼女と子供にあって欲しい。」
と、話した。
母親は、
「やっと、会えるのね。
でも、一人で生んで育てて
大変だったでしょうに。」
親父は、
「彼女と一度、ドイツに行き
彼女のお父さんに、きちんと詫びて
話をしてきなさい。
病院の方は、なんとかする。」
と、言ってくれた
「親父、母さん、
ありがとうございます。」
と、話して
マンションに戻り
鈴菜に電話して
両親と話した事を報告して
「明日の昼に、迎えに行く。」
と、言った。
鈴菜は、
「愛菜に話しておきます。」
と、言ってくれた。



次の日の朝
鈴菜は、愛菜に
「愛菜、昨日きたお医者様
おぼえてる?」
と、訊ねると
「とうごしゃん?」
「うん、そう、そう」
「マァマ、とうこしゃんが?」
「実は、苳吾さんは愛菜のパパなの。
それで、苳吾さんのお父さん、お母さんに
会って欲しいと言ってるの
愛菜、あってくれる?」
と、ゆっくり伝えると
愛菜は、
「とうこしゃんは、あいなのパパなの?
ジィジとバァバ?」
と、首を傾けて訊ねるから
「うん、わけあって
苳吾さんとママは、離れていたの。」
と、正直に話すと
「ふーん、もう、はなれない?」
「うん。」
「あうよ。あいな、あう。」
話をしていたら
< ピンポーン! >
「はぁ~い」
と、愛菜。
すると
「マァマ、パパだよ。」
と、言うから
玄関に行くと
本当に苳吾さんで
苳吾さんが、愛菜を抱き上げていた。
「いらっしゃい。」
と、言うと
「おはよう。鈴菜、愛菜。」
と、言うから
「「おはようございます」」
と、二人で言って、中へ入ってもらった。
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