超イケメン☆ホストクラブ ~Love story~
ー4ー
救急車を呼び、銀河が運ばれた先の病院で、私は彼といつもいっしょにいる3人のホストたちを待っていた。

「理沙! 銀河は……!」

駆け付けてきた3人の中から、目立つ長身の三日月が、声をあげた。

「三日月…みんなも……来てくれて、よかった」

ひとりじゃ不安でしょうがなくて、みんなの顔を見ると、安堵から思わず涙が流れた。

「……銀河は、今は処置が済んで、病室で休んでる……」

「処置って……大丈夫なのかよ、あいつは!?」

流星が、声を荒げる。

「うん…お医者様は、命の危険はないからって、言ってたけど……」

「けど…何?」

天馬がいつにない大声で聞き返す。

「……命の危険はないけれど、でも、血が流れていた時間が長過ぎたからって……だから、目覚めるのに、もしかしたら時間がかかるかもしれないって……」

「そんな……っ」

と、三日月が悲痛な声で叫ぶように言った。
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