真実の愛を見つけたい『I want to find the truth of love』
七項

…父の陰謀


琉斗さんの実家から
帰って、数日
中々、父親に連絡するきに
なれずにいたが

琉斗さんや嵐君を見ていると
早く一緒に暮らしたくて
意を決して連絡した。

「おっ、調度良かった。
私も、お前に用事があるから
家に来なさい。」
と、言うから
「この電話で、話して下さい。」
と、言うが
「たまには、顔を見せなさい。」
と、言われて
明日、編集部に行った帰りに
寄る事にした。

私は、憂鬱に思うが、
嵐君や琉斗さんといると、
その気持ちも和らいだ。

お祖母ちゃまには、
入籍が、きちんとしてから
話そうと思っていた。

翌日、家に行くと
美里さんから
「あら、久しぶりね。」
洸さんの葬儀以来だ。

「はい。父は?」
と、言うと
「本と、愛想ないわね。」
と、言われていると
父が、来て
「ああ、来てたのか。
座りなさい。」
と、言われ
仕方なく、ソファにすわると
長方形の紙を渡され
「なんですか?」
「ああ、見てみろ。」
「見る必要は、ないと思いますが。」
と、紙を返すと
「あら、みたら、ほら!」
と、美里さんが、開いて見せた

やはり、写真。
「なんなんですか?」
「お前の、結婚相手だ。
神崎財閥の次男だ。申し分ない。
年もお前とかわらない。」
「嫌です。
一度は、あなたの言う通りに
しました。
その方は、女性と亡くなりましたが。」
と、二人の顔を見ながら言うと

「あなたが、洸に尽くさないから
女を作っただけじゃない。」
と、美里さん。

「美里、お前は黙ってなさい。
夢穂、一度目は、お前の落ち度もある。
だから、今度は頑張れ。」
と、言うから
「嫌です。
私は、結婚したい人がいます。
その人意外、嫌です。」
と、言うと

父は、にやりとして・・・・
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