チュンチュン。

鳥の声が朝の訪れを知らせる。

「ん…」

座ったまま寝てた…。
そういえば、昨日の夜はカナトとの話に夢中になってたんだっけ。

体を起こそうとすると、右側にぬくもりがあるのを感じた。

ふと隣を見てみると、私の肩に頬を寄せてカナトが眠っている。
さらに、手が繋ぐか繋がないかの距離で触れあっている。

え…。
ち、近い。
どうしよう。

一気に鼓動が大きくなる。

綺麗な茶色い髪が瞼にさらりとかかっている。
一国の王子が、こんなにも無防備な姿をさらしてもいいのだろうか。

でもそんな姿を見せてくれてるのは嬉しい。

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