年上の彼女、年下の彼

ー紫音sideー

まだもえはいなかったから待っているけど、
10分経っても出てこない。

おかしいと思っていると、もえから電話がかかってきた。

何も言わないので

『もえ?』
と、話しかけると

『南紫音か』
と、男の声が聞こえた。
何かおかしいと思ったので、さっきを出しながら、

『そうだけど、お前は誰だ』

『死神、といえばわかるかな…紫桜の総長さん』

死神はここら辺で紫桜と敵対している族だ。
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