私立 城剋学園
ここには、
色んな人たちが集まる。
成績優秀、
スポーツ万能、
容姿端麗、
良家のご令嬢にご子息
…だけではないのがこの学園の特徴だ
荒れ狂い者達のDクラス
学園の名前を出せば、
合言葉のようにこの言葉が返ってくる
どうしようもない、
素行の悪い者たちを厳選して集められたクラス
喧嘩上等!
身分なんて関係ねえ!
拳で戦ってトップを決めろ!
「皆、頭の中 筋肉なんじゃないの…」
まあ、
私には穏やかな学園生活が待ってるんだから
友達とカフェでお茶したり、
優しい彼氏を作って、ウフフフ
なんて思っていた私がバカだった…。
クラス発表当日
D組 早坂ひかり
(わあB組だ!え、あなたも?
私早坂光っていうの、よろしくね)
頭の中が花畑だった私は
一瞬で固まった。
「嘘でしょ!?」
担任
「ごめんな早坂ー なんかの手違いで、
あっクラスはこのまま3年間続くからよろしく」
「オーマイゴット」
「へったくそな英語だな」
ああ、
私の理想的学園生活が
崩れ去る音が聞こえる
諦めるしか…、
って諦められるわけないじゃない
「こうなれば、
私が自らの運命を
ぶっ壊してやる」