――君のそのひとことで、

いつだって無敵になれるから。

*****

脳みそが少々心許ないが、
戦闘力チートな中学生リュータ(攻)

×

体力腕力ともに雑魚で、
ゲーム仕様検証が趣味な大学生ユウジ(受)

*****

四つ年下の幼なじみリュータと外で待ち合わせをしていたところ、

突然異世界へ飛ばされてしまったユウジ。

せっかくの異世界トリップなのに特殊スキルもない、

魔力はたったの5、武器も装備不可。

手元のスマホだけを頼りに、

RPGじみたこの世界を仕様検証で攻略!


「うん。くそだな。オレがこのゲームの
プレイヤーなら間違いなく“ユウジ”(※自分)を
パーティーメンバーから外す自信ある。
アイテムと勇者の剣の管理は任せろ」


……攻略。 #とは



「ユウジはおれが守るからね!」
 まるで仕組まれた運命だったかのように異世界トリップで勇者となった、
 幼馴染の中学生リュータに守られながら。

「見返りには、“こういう”ことを望んでも、異論はないんだな?」
 ――騎士団長ヴェルターに迫られたり、

「いつか消えてしまうのだとしても。君に恋したことを、ぼくは誇りに思う」
 ――魔王に作られたマリオネットに惚れられたり、

「女じゃあるまいし、一回も二回も変わんねえだろ? ……試させろよ」
 ――敵の少年にあらゆる意味で狙われたりしつつ。




「ずっと昔から、おれの魔法使いはユウジだよ」

「“ユウジ”でいいんだ。……ううん、ユウジがいい」




「勇者」リュータを繋ぎ止める“碇”として、

世界のシステムによって選定されたお荷物ユウジの旅が、今始まる。

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両片思い  転生  年の差  剣と魔法  魔王  勇者  ファンタジー