土曜日。


「永瀬さん、Gチェックにきてください」

『Gチェック?』

「Gが捕まってるかどうか…自分で確認するの怖いから」

電話越しにため息が聞こえたけど、わかったよ、と乱暴に電話は切れた。


それから30分もしないうちに永瀬さんは家にやってきた。


ピンポーン…

ドアを開けると、案の定めんどくさそうな顔をした永瀬さんが立っていた。

「早かったですね。永瀬さん、お願いします」

「…俺は業者じゃねーっつーの」

テンションが低くて、いつもの覇気がない。

そりゃそうだろう。

せっかくの休日に、Gのために呼びつけられているんだから。

だけど、ちゃんと見てもらわないことには、私も安心してここで暮らせない。

永瀬さんは文句を言いつつも、設置箇所を確認し、私は怖いからリビングで待機していた。


「…おお。引っかかったぞ」

洗面台のほうから声が聞こえた。

「え?ホントですか?」

「とりあえずこれ捨てればいいんだな?」

「はいっありがとうございましたっ」

色の付いたゴミ袋を渡し、帰りにコンビニで捨ててもらうことになった。

さすがに家の中のゴミ箱には捨ててほしくない。


これでしばらくは怯えずに安心して暮らせるかな。




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