ー人造人間の奇跡ー
ー偽物 代わりー
ぶつかった人は

生き別れの双子の姉に似た女性だった

燐「…?私の事知っているんですか…?」

薄水色の長い髪 薄水色と緑が混じったラムネ色の透明感のある瞳 綺麗な容姿で高い美しい声

完璧な女性だ

凛海「い…いえ…知り合いに似ていたので…」

私は慌てていうと

??「燐〜?人にぶつかったの?って…貴方燐に雰囲気似ている…というより…似ている?」

燐の後ろから真っ黒な夜を思わせるような瞳で黒い長い髪 燐より少し低い声だが綺麗な女性が声をかけてくる

凛海「!!え…えーと…」

私が返事に困っていたら

時雨「凛海?どうかしたのか…って燐!?と黒の預言者…」

時雨が私の後ろから声をかけてきて

燐とアリアの存在に気づく

燐「…?貴方も私の知り合い…?私は葛木…燐ですよ それ以外記憶ないんです…」

燐と名乗る女性は申し訳なさそうに頭を下げながら返事をする

アリア「…!あの時の…!燐!帰るよ!!」

黒の預言者と言われた黒い女性は姉さんの手を急いで手を取り走って逃げるように消える

時雨「!待って!待ってよ!!」

時雨は慌てて追いかけようとしたが

もう二人はいなかった

凛海「…あの方が…私の…生き別れの姉さん…」

その場に一人残された私は

小さく呟く

凛海「時雨が愛している人…」

改めて実感した

私の恋は報われない

あんな綺麗な姉さんに勝てない

拳をぎゅーと握り時雨の後を追う
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