ー人造人間の奇跡ー
ー凛海の秘密ー
時雨から出て行けと言われ

部屋から出た私は

凛海「なぜ…泣いていたのでしょうか…?燐…って呟きながら……」

首を傾げながら廊下を歩き

秘密の扉を開ける

凛海「……パスワード××××××××」

長いパスワードをスラスラというと

時雨が隠している

燐という女の手かがりを探す

凛海「…この子が…燐……」

幼い頃であろう写真を見つけ眺める

私に似ている いや 似すぎている

私は……

この子を知っている

なんで…??

私は作られた存在だから知らないはず

けどこの子を見ると

懐かしい気持ちになる

もしかして私……

前は人間…いや女神だった…??

そこまで考えていたら

いきなり頭痛がして耳鳴りがする

凛海「ッ!?!?」

あまりの衝撃に立っていられず

倒れてしまう

倒れて行くとき

なぜか私の前には金髪の神様が

いたような……

意識はどんどん落ちて行く

何かを思い出せというふうに

私は

何を忘れて 人造人間になったの…?
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