彼は高嶺のヤンキー様(番外編)
◇1 Day◇(完結)



あたし、朝霧モニカの1日は凛ちゃんで始まる。



「モニカチャン、オハヨウゴザイマス♪モニカチャン、オハヨウゴザイマス♪」

「ん〜!おはよう、凛ちゃん♪」



凛ちゃんの声を録音した目覚ましで、毎朝気持ち良く起きられる。

目が覚めたらベッドの上で、軽くストレッチの柔軟体操。

終わったら、洗面所に移動してうがいと歯みがき。

寝起きの口の中は、雑菌が多いのよね〜

終わったら、洗面台に設置されてるミニ冷蔵庫から水を出して水分補給。
そこから脱衣室を経てお風呂へGO!

朝シャンできれいに寝汗をとるの。

汚れた身体じゃ、凛ちゃんに触れない。



(『モニカちゃんはいつも、清潔な香りがして好きです♪』と言ってもらえないのよね〜♪)



〔★一部、誇張表現が含まれています★〕



凛ちゃんのためにも、綺麗なオネェさん・・・そう、お姉さんでいなきゃね♪



(てか、みーちゃんだけ凛ちゃんと2人きりでお風呂入るとか!マジ殺・・・!)



あん、いけなーい!

怒るとシワが増えちゃう!

眉間にシワが出来やすいから、気をつけなくっちゃね!

でも〜・・・シワを作っちゃうくらい、恨めしいわ・・・!



〔★まだ根に持っている★〕



シャワーを終えたらヘアーセットをして、スキンケアセットでお肌のお手入れ。



「わははは!モニカ〜朝から顔の修復作業かぁ〜!?」

「メンテナンスよ!馬鹿助!!」



朝帰りしてきた女好きの皇助が洗面所にやって来る。



「あんたまた、朝帰り?昨日の相手はシャネルの6番?」

「わははは!朝方までだ!!」



覚えのあるブランドメーカーの香水番を言えば、スケベな顔で語る。



「わははは!落とすのに苦労したが、やっちまえばこっちのもんよ!!」

「朝から下品ね〜?」



あんたも、あんたの相手をした女も・・・。

この場に凛ちゃんがいなくてよかったわ〜!



(絶対、何してきたか話すに決まってる!)



悪影響よ!



〔★刺激も強すぎる★〕



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