人間ひとりひとりが違うように
色もひとつひとつ心があるんだ
*
キミに、あたしの目をあげるよ
その代わり、キミの指先が欲しい
・・・・・・・・・・・・・・
世界から色を失った天才少年
×
色に心が見えるワケあり少女
・・・・・・・・・・・・・・
世界のすべてが敵に見えたとしても
キミとあたしが手をつないだら
もっと、やさしくなれるかもしれない
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☆
「その腕、俺が噛み切ってやろーか」
☆
:
【キミとの出会いが色を与えた】
ねぇ、千歳くん
キミの夢は、あたしの夢だよ
2018/2/25
目次
- prologue
- ひとつめ:千歳くんと鉛筆は友だちらしい
- ふたつめ:千歳くんの世界の色
- みっつめ:千歳くんとあたしの心の鍵
- よっつめ:千歳くんに触れられた傷
- いつつめ:知らない千歳くんの世界を知るひと