クールな御曹司の甘すぎる独占愛
幸せの余韻をいつまでも


カーテンを勢いよく開け放ち、窓を開けて朝の清々しい空気を胸いっぱいに吸う。

昨夜はうれしさのあまり興奮してあまり眠っていないが、水瀬と心を通わせたのが、奈々の心も身体も軽くさせていた。大好きな人に大好きだと言ってもらう幸せを噛みしめる。

新作の和菓子も完成し、今日からは花いかだでも光風堂の和菓子がお客に出される予定になっている。あとは、売上が伸びるのを祈るだけ。
奈々は気を引きしめると、「頑張ろう」と両手で拳を握って自分に活を入れた。


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