月夜に還す
*あとがき*
 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 汐埼初の短編となりました。

 このお話は、発作の如く「切ないお話が書きたいっ!!」と思って書いたものです。

 結果、『幼馴染みとの再会』とか、『初恋の人が上司』とかいう王道のパターンを逆走するお話となりました。
 でも、そういうシュチュエーションも、タイミングが合えばこそ上手くいくんだと思います。

 初恋の幼馴染み同士が上司と部下として再会するけれど、彼女にはもう決まった人が居て、という滉太にとっては辛い展開になりましたが、彼も今後それを上回るほどの素敵な出会いがあると祈ってます(ヒトゴトか!?)

 私なりに『切ない』をテーマに書いてみましたが、読んでいただいた方にそう感じていただけたかは、はなはだ疑問です。

 片思いや両想い一歩手前のドキドキを書くよりも『せつない』という感情を表現する難しさを、今回痛烈に実感しました。
 まだまだ修行が必要ですね。

 これからも頑張って精進していきたいと思いますので、生温く見守って頂けると幸いです。
 
 それでは、次の作品をお目通しいただけることを祈りながら。

 
        葉月吉日 残り少ない夏の日にて   汐埼ゆたか
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