誰かが肩を揺すりながら、
何か話しかけている

あぁ、紫織が起こしに来たのか・・・

ふといたずら心を興し、肩にかかる手を掴んで、グイっと引っ張った

「わあ!?」

予想しない俺の行動に、バランスを崩して倒れ込んできたところを胸に抱き締める

ホント、無防備だな・・・
思わず笑みがこみあげ・・・って、ン?何か、お、重い?

そうっと目を開けてみる、と・・・

「「うわわあああ!!」」

俺は仰け反り、一気に目が覚めた

「と、友和さん!?なんで?」

「そりゃこっちの台詞だ!何しやがる!俺はソッチの趣味はねぇ‼」

「僕だってありませんよ!」

紫織だと思ったのに、ガッカリだ…
枕元のシャツを手に取り、ため息をついて着替える

「おい、お前、俺を紫織ちゃんと間違えたろ!」

ギクッ

「何のことですか?」

友和さんと目を合わせないようにしながらベッドを出て、クローゼットから上着を取った

「何のこともなにも。いくら誘っても時差ぼけが辛いからとかあれだけ渋ってたのに、紫織ちゃん来るって聞いた途端、行きますっ!て即答だったろうが」

あ~そうでした、あなた達にはバレてるんでした・・・

「さっき紫織ちゃんがお前が寝てるって知らせに来た時、ちょっと顔が赤かったけど、まさか変なことしてないよな?」

「まだ何もしてません!」
ちょっと抱き締めただけだ

「まだとか言うな‼」

バコッ!

「ってえ~!先輩、なんすか、いきなり!
バカ力なんだから加減してください」