ディナーセットのサラダみたいな
出会い
京介は私の大事な大事な幼馴染。

しかし彼は私史上最強に凄い奴なので、
全身全霊のリスペクトを持って接している。

まあ私は彼のくっつきむし的な存在なので、
最初は常に嫌味な目に晒されるのであるが…

京介も何故だか私のことを認めてくれるので、
私も期待に応えるべく頑張ってみる。

そんなこんなで周りに溶け込めていると思う。
いつの間にかセット扱いになっているが。



そんな京介との出会いは、幼稚園にまで遡る。

…と、言いたいところだが。

実際に彼と”友達”になったのは小学生の話だ。

何故だか気になるって?
いや、そんなに大した話じゃあない。

幼稚園生の人数が、異様に多かった。
それだけ。

そう、私達の親はベビーブームで生まれた。
その子たちが育ち、同じ地域で子を産んだ。

あとはお察し、あっという間に人が増え。
ド田舎の幼稚園にギュウギュウ詰めに。

えっ、この近辺にココしか園がない!?
うわあド田舎だ~!遠くからくるコ可哀想~!

…なーんてことになったんですねー。
ってなワケで普通に関りが薄かったんだわ。
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