先生と準備室 後編

凌久の手料理

あれ?フカフカして暖かいところにいる。

それに手が握られてるし。

「佳奈!」

横から凌久の声がした。

「り、く、」

「ごめん、俺が先に行ったから」

「ちがう…よ。わたし…言わなかった…」

「もう…ごめんな…佳奈、寝てる時も
泣いてて」

そうなんだ…

「俺さ…佳奈から正直に助けてってしんどい
って言ってもらいたくて。でさ…ムキになって」
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