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現代の諸問題に対してアプローチした作品
現代の働き方改革についてくることが出来ずに、根本的原因を探ろうとせず、解決する事もしようとしない古くから働く人間の描写が良くされていた。パワハラ、セクハラだけでなく現代の会社に存在する様々なハラスメントが押し付けがましくなく、自然に主張されている。
そして、昨今話題となっている高齢者の自動車事故も絡めている所に感心した。しかし、今回は被害者の立場ではなく加害者の立場に立ち加害者が事故を起こしたあとどの様な生活を送るのかをリアルに描かれていた。読んだ方は分かると思うが、彼らは反省など全くせず記憶の彼方に忘れ去るのである。私は高齢者の免許強制剥奪に関して賛成である。これ以上若い人々が犠牲になっては行けないと思う。
そして、最後はJASRACの潜入捜査を暗に示していると考察できる。作者は音楽教室の気持ちの代弁をこの作品において行い、社会への啓発を行ったのだと思われる。
振動ドリ子
19/07/18 00:51

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