会長様の秘蜜な溺愛
▼ヒミツな呼び出し
人生の、教訓とすべきことを学んだ。
絶対的な規則に背いたバチが当たったのだと思った。
因果応報、自業自得とはこういうことなのだと身をもって理解した。
――わたしの桔梗学園での生活は
…ひょっとしたら今日で終わりかもしれない。
あの恐怖のメモを頂いた直後、わたしの手からはほうきが滑り落ちて
それをすぐに拾うことも出来ないまま呆然とした。
完全にバレていた。
普通にわたしの名字を呼んでいた。
彼の麗しい外見を象徴しているかのような、お手本と言える美しい字が連なっていた。