予想外の妊娠ですが、極上社長は身ごもり妻の心も体も娶りたい
エピローグ
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出産してから五日後、私は赤ちゃんとともに無事退院した。
入院中は柊人さんのご両親や私の父や兄。
綾人さんや辻さんとたくさんの人がお見舞いにきて、赤ちゃんの誕生をよろこんでくれた。
相変わらず過保護な柊人さんは、あまりたくさんの人がお見舞いにくると私の負担になるんじゃないかとハラハラしていたようだけど、幸い赤ちゃんはよく飲みよく寝てくれる子で、入院期間で私は出産の疲れを大分癒すことができた。
赤ちゃんの名前はふたりで相談して、『あかり』と名付けた。
この子の産声を聞いた瞬間、世界が明るくなったように感じた、という私の言葉を聞いた柊人さんが考えてくれた名前だ。
未来を照らす灯のように明るく元気に育ってほしい。
そんな思いが込められている。
出産して三か月がすぎたころ。