【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書

side裕太



 「んっ……ぁっ……」

 「はぁっ……若葉さん……」

 「んんっ……ダメッ……もうっ」

 「もう少しだけ……」

 「あっ、んっ……」
 
 若葉さんと結婚してから、初めて今日若葉さんを新しいベッドの上で抱いた。あれから結婚しても日常は何も変わることはなくて、当たり前のように過ぎていく。

 だけど1つ違うのは、若葉さんが帰ったら毎日家にいて夕飯を作って、お風呂を沸かして待っていてくれる所だ。結婚する前とそこがやっぱり違う。

 「ゆっ……たさっ」

 若葉さんのその色っぽい表情と激しく揺れるその瞳。そして白くて滑らかなすべすべな肌。俺はこんな若葉さんの体を独り占めできるかと思うと、愛おしくてたまらない。
 
 本当に若葉さんのことを心から愛している。若葉さんのことが愛おしくて、心まで溶かしたくなる。

 お互いに理性を崩し合って指を絡めながらキスをする。お互いの理性が限界を迎えた時見えるのは、絡まった指からキラリと光る左手の結婚指輪だ。

 
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