寄り添う花のように私はあなたの側にいたい
第6話 結婚すると決めた
翌日、保さんとさわかさんの婚約パーティーが、催された。

「出るんですか?小花様。」

「私は出る幕はないわ。」

ちよさんに聞かれ、そう答えたけれど、1階にお客様方がどんどん集まって来ているのを見えた。

この結婚が、いかに大きな影響を持つのか、それで分かった。


「さわか嬢が、お着きになりました。」

他の女中が、わざわざ私に知らせてくれた。

「どんな格好なんですかね。」

私とちよさんは、顔を見合わせた。

「ちょっと、覗いてみましょうよ。」

「えっ?ちよさん?」


私はちよさんに連れられて、玄関の側の廊下に辿り着いた。

そこには、ご両親と一緒にいるさわかさんの姿が見えた。

さわかさんは、とても綺麗なドレスを着ていた。

「はぁ……お綺麗ですね。さすが公爵家の令嬢。」

ちよさんはすっかり、さわかさんの姿に、見惚れている。


「ねえ、ちよさん。私がこの舞踏会に参加するとしたら、着るドレスはあるのかしら。」

「えっ……」

ちよさんの目が点になる。
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