粗大ごみを拾ってしまった(恋する冥府の王・死神シリーズ2)
<ミイヤの部屋・8時30分>

ミイヤはどうしようか悩んでいた。

寝室をそっと覗いが、
加賀城はやはり薬のせいか、
ぐっすり眠っている。

自分はこれから仕事なのに・・

このまま放置してよいのか・・どうか・・困ったものだ。
取りあえず、(ひたい)のジェルシートは
乾燥してはがれていたので、
新しいものを貼りつけた。

時間がせまってきている。
しかたなく、メモ用紙に手紙を書いた。

そして必ず読むように重石として、加賀城の眼鏡と財布、腕時計を置いた。
腕時計はかなりの高級品。

ブランドに疎い(うとい)ミイヤでも、わかるものだった。

そばには、
スポーツドリンクのペットボトルとこの部屋のスペアキーを、並べて置いた。

<加賀城様>
私は仕事に行くので、下記のようにお願いします。

1. 昨日のタクシー代と病院費用はあなたの財布から支払いをしました。

別に明細をつけておきます。
薬が出ています。

2. 鍵開け業者の電話番号を調べておきましたので、依頼をしてください。

3. コートとジャケット、ズボンは
ハンガーにかかっています。
雨でしみになっているので、
クリーニングにだしたほうがいいと思います。

4・ワイシャツと靴下は、洗っておきましたので、そのまま使ってください。

5・できるだけ水分を取るようにしてください。
スポーツドリンクを用意しておきます。

6・薬を飲むのを、忘れないようにしてください。

7・また、熱が出て具合が悪いようなら、
かかりつけ医師に 必ずかかってください。

この部屋の鍵は出る時に、
施錠したら、そのままポストにいれて返却してください。
                               上条
お大事に

大丈夫かなと思いつつ、
ミイヤは仕事に行くため、部屋を出て鍵を閉めた。


< 18 / 57 >

この作品をシェア

pagetop