その一、好きにならない。
その二、嫌われる。
その三、家を出る。
その四…。
柊哉と別れる為に、私がしなくちゃいけない事。
まだまだたくさんありそうで、何からすればいいのかわかりません。
その時が来たら…笑って『サヨナラ』を言わせてね。
※ こちらは改稿前の作品です。
- あらすじ
高遠和優(たかとうなゆ)は、子供の頃から身体が弱かった。
大人になった今でも、手術の傷痕を隠して生きている。
そんな和優に、父は結婚相手を連れて来た。
本間柊哉(ほんましゅうや)は一回りも年上で、随分お金持ちらしい。
『無理だ…。』
こんな立派な逞しい人と自分は釣り合わない…。
その日から、彼と別れるのが和優の生きる目標となったのだ。
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ウブな令嬢の和優は、父に言われるがままにIT企業の敏腕社長である柊哉と政略結婚をした。甘い新婚生活を夢見ていたのに、仕事で忙しい柊哉からは妻として何も求められない寂しい日々。きっと自分のことを好きになれないのだと思い、彼をこの結婚から解放してあげようと離婚に向けて動き始めた。するとあることをきっかけに、柊哉の態度が一変して…。「君を抱きたい」――体ごと熱く求められた和優は、愛されることに戸惑いながらも陥落寸前で…。