【完】一途な生徒会長は溺甘以上に独占したくて。
俺が少しでも過ごしたいんだ

°



「歌桜、聞いてるー?」



3時間目の休み時間。

華恋ちゃんが話をしてくれてるのに、うわの空だった。



「もしかして、藍澤先輩のこと考えてる?」



その声でハッとして我にかえる。

いけない。
ぼーっとしちゃった……!



「ごめんね、華恋ちゃん。ぼーっとしちゃって……」

「歌桜だからいいよ! 思い出すくらい楽しかったってことでしょ?」



それがなにを指しているか、すぐにわかる。



「うん……」



今日は授業にぜんぜん集中できないくらい、凌玖先輩のことでいっぱいで。

抱きしめられた感覚は今でもしっかり覚えてる。



「あらあら、顔真っ赤にしちゃって。デートではなにがあったのさっ」

「そ、それは……っ」

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