「庶民として生活するならば、
貴女の容姿は生活に大きく影響するでしょう。だから」
「だから?」
「魔法をかけます」
婚約破棄を告げられ、
ティルレット王国へやって来たセシル。
自分が美人だとは自覚しているが、
その容姿だと目立つと言われ…。
なんで、私がオバサンにならなきゃいけないの!?
【エアー夫人(アリア・ミューゼス)←セシル・マルティネス】
18→19歳。スカジオン王国出身。玉の輿を狙って、元伯爵家のヒューゴと婚約したが、高校の卒業パーティーで婚約破棄を言い渡される。幼なじみのテイリーによって助けられ、単身でティルレット王国へやって来たのだが…?
【シナモン】
エアー夫人の侍女。エアー夫人とは友達のような信頼関係。
【イチゴ】
12歳。エアーの教え子。我儘で身勝手。
レッスンを真面目にやることはほとんどない。
【太陽】
20歳。イチゴの兄。普段は国家騎士団で働いているが、一時的に里帰り中。美男子で子供のような性格。困っている人を放っておけないお人好し。
【ナイト】
23歳。イチゴ・太陽の兄。エアー夫人の住むところの領主様。
【テイリー・マックス・スカジオン】
セシルの幼なじみ。婚約破棄をされたセシルを助けた。
【ヒューゴ&アミラ】
セシルの元婚約者とヒューゴの現在の婚約者