幼馴染みの鍵が開いた瞬間から溺愛が止まらない
Ⅺ
コーヒーの香り。サイフォンの音がする。
部屋にもサイフォンをおいて、コーヒーのブレンド研究とかしてるんだよね。
目を開けると、ベッドサイドに奏ちゃんが身体を起こしてペットボトルの水を飲んでいる。
喉が枯れて声が出ない。
気がついた奏ちゃんが水をぐっと飲んで、私に口移しで飲ませてくれた。
「悪い、無理させたな。身体大丈夫か?」
「うん……大丈夫じゃないけど、幸せ。」
「お前、こんなかわいいやつだったんだな。絶対誰にも渡さない。」
座っている奏ちゃんの腰に手を回すと、彼が私の身体をなぞり始めた。
触られるとうずいて、またそのまま奏ちゃんのなすがまま……。
気づくと、目の前の時計昼の一時ってうそでしょ。
カフェは?
「奏ちゃん、大変だよ、お店は?土曜日だよ!」
「今頃、気づいたのかよ。今日は臨時休業。昨日から手配済み。」
「え?ホントなの?」
「お前を連れ込むのは、予定通り。今日昼までお前とここにいるのも、予定通りなの。」
奏ちゃんが意地悪く笑っている。
信じられない。お母さんにも泊まると事前に言ってあるって、私のこと……。
「奏ちゃん、昨日私のこと見張ってたの?」
「あいつと会うって昨日言ってただろ。まさかお泊まりはないだろうと思ったけど、窓からお前の帰りを見つけたときはほっとした。だけど、すぐに抱きしめられてるのを見て、頭に血が上ったけどな。」
危なかったといって、私にキスをする。
「結構、奏ちゃんて策士なんだね。」
「お前と違って、考えて行動するんだよ。」
「ひどーい。」
「まあ、いいよ。お前は考えなくてもさ。これからは俺が考えてやるから。」
ふたりでシャワーを浴びて、遅い昼を食べるとすぐに抱きしめられて耳元で好きだとささやかれ、なぜかまたベッドへ……。
部屋にもサイフォンをおいて、コーヒーのブレンド研究とかしてるんだよね。
目を開けると、ベッドサイドに奏ちゃんが身体を起こしてペットボトルの水を飲んでいる。
喉が枯れて声が出ない。
気がついた奏ちゃんが水をぐっと飲んで、私に口移しで飲ませてくれた。
「悪い、無理させたな。身体大丈夫か?」
「うん……大丈夫じゃないけど、幸せ。」
「お前、こんなかわいいやつだったんだな。絶対誰にも渡さない。」
座っている奏ちゃんの腰に手を回すと、彼が私の身体をなぞり始めた。
触られるとうずいて、またそのまま奏ちゃんのなすがまま……。
気づくと、目の前の時計昼の一時ってうそでしょ。
カフェは?
「奏ちゃん、大変だよ、お店は?土曜日だよ!」
「今頃、気づいたのかよ。今日は臨時休業。昨日から手配済み。」
「え?ホントなの?」
「お前を連れ込むのは、予定通り。今日昼までお前とここにいるのも、予定通りなの。」
奏ちゃんが意地悪く笑っている。
信じられない。お母さんにも泊まると事前に言ってあるって、私のこと……。
「奏ちゃん、昨日私のこと見張ってたの?」
「あいつと会うって昨日言ってただろ。まさかお泊まりはないだろうと思ったけど、窓からお前の帰りを見つけたときはほっとした。だけど、すぐに抱きしめられてるのを見て、頭に血が上ったけどな。」
危なかったといって、私にキスをする。
「結構、奏ちゃんて策士なんだね。」
「お前と違って、考えて行動するんだよ。」
「ひどーい。」
「まあ、いいよ。お前は考えなくてもさ。これからは俺が考えてやるから。」
ふたりでシャワーを浴びて、遅い昼を食べるとすぐに抱きしめられて耳元で好きだとささやかれ、なぜかまたベッドへ……。