愛とは決して○○しないこと

全てが猛スピード

朝、雄太のベッドで目を覚ました。

雄太の抱き枕のような状態の私。
なんとか抜け出せるか体をずらそうとするが、ガッチリ抱きしめられている。

「雄太…おはよう。」

「あ、おはよう。みどり…愛してるよチュ!」

「雄太、私顔洗って朝食の準備するね」

「あ、うん。俺も起きる。」
雄太はシャワーを浴びる。

私は寝る前にシャワー浴びたので顔を洗ってからキッチンで簡単な朝食を作った。
コーヒーも淹れたら雄太がスゥエット姿でシャワーから出てきたので朝食を食べる。
トースト、ベーコンエッグ、バナナ、ヨーグルト、
コーヒー。

「簡単な朝食だけど、食べよ。」

「いつもはシリアルと牛乳とコーヒーだから、俺にとっては豪華な朝食だよ。いただきます。」

「私も出勤の用意しなきゃいけないから、簡単なものしか出来ないかな」

「うん。朝はこのくらいが良いな。」

「雄太は朝は和食派?それとも洋食派?」

「実家は和食だったけど、俺はこのくらいがいいな。
和食ならご飯、味噌汁、焼き魚とか煮物くらいの量がいい。」

「うん。わかった」

「みどりも着替えや化粧があるから俺が洗い物するよ。食洗機に入れるだけだけどさ!」

「ありがとう。そうさせてもらうね。」
食べてからみどりも出勤の準備をする。
雄太も洗い物が終わりスーツに着替えてる。

「みどり、準備できた?」

「うん。大丈夫」

「それと、昨日は手加減するって言ったのに、あんまり出来なくてゴメンな。
みどりが可愛いからついつい…その〜体大丈夫か?」

「うん。大丈夫よ。真面目だと思っていた岡安くんがあんなに情熱的だったからちょっと戸惑ったけど、嬉しかった…」とみどりは顔を赤くした。

「俺のこと嫌いになったらどうしようって思った。
愛してるよ。みどり」とみどりを抱きしめておでこにキスをした。

「私も愛してる。」

「じゃあ、今日は結婚指輪を見に行こうな」

「うん。」
2人でマンションを出て会社へ向かった。
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