「僕には他に愛する人がいるんだ。だから、君を愛することはできない」
伯爵令嬢アリアは政略結婚で結ばれた侯爵に、
1年だけでいいから妻のふりをしてほしいと頼まれる。
そのあいだ何でも好きなものを与えてくれるし、
いくらでも贅沢していいと言う。
アリアは喜んでその条件を受け入れる。
たった1年だけど、
美味しいものを食べて素敵なドレスや宝石を身につけて、
いっぱい楽しいことしちゃおっ!
などと気楽に考えていたのに、
なぜか侯爵さまが夜の生活を求めてきて……。
いやいや、あなた私のこと好きじゃないですよね?
ふりですよね? ふり!!
なぜか侯爵さまが離してくれません。