レンのおかげで、真の姿を取り戻す事が出来たクロスとソードから、溢れる程の力を感じる。


レンからクロスの杖を受け取ると、先程までの息苦しさは無くなり、心がすっかり軽くなった気がした。




「レン…大丈夫?」



「全然ヨユーだ。クロスとソードも開放出来た事だし、とりあえず森の方に行くぞ」



「うん…!」




レンの言葉に頷き、急いで階段を降りようとした時、あたしの腕をレンが掴んだ。


急に感じた腕の重みに、あたしはハッとした表情を浮かべて、レンに視線を向ける。




「どうしたの?」



「ミライ、あの森まで走っていく気か?」



「当たり前じゃない!というかそれしか方法は無いでしょ!」




こんな緊急事態に、ふざけている暇はない。


タクシーなんてモン、このド田舎にあるわけ無いでしょっ…!




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