すき、好き、もっとスキ。



「璃久、お家帰ったらラブラブしよーねっ」



いつも通りに戻った梢が、
また阿呆な事を言い出した。



コイツは口だけの女やからなぁ。



「んな事したら、お前逃げるやんけ」



梢の肩に頭を預けたままの俺がボソッと呟くと



「ぬぇ!?」



って、何語やねん(笑)



つーか、その前に。


家帰ったら笑う家族の顔と、
怒った担任が走って来るんが目に浮かぶわ。



あー……やっぱり恋って面倒臭い。




END



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