【実話】ただ、普通の幸せがほしかった

ソフトボール

高校生活にもなれた頃、部活動を決める時期になった。


学校生活に何の楽しみもない私には、部活動なんて考えられなかった。


私には、行きたくもない学校に毎日行くことで、精一杯だった。


それでも学校の規則で、部活に入部をしないといけなかった。


その日の午後、
体育館で新入生のために部活のオリエンテーションが行われた。


体育館に入ると、
ステージに椅子がならんでて、
椅子の上には、パンフレットが、置かれていた。


「部活かぁ、どうしよう…」


椅子に座りパンフレットを見ると、ソフトボール部という文字が見えた。


「ソフト部…」


そして、しばらくするとオリエンテーションが始まった。


< 106 / 216 >

この作品をシェア

pagetop