あなたのお世話係ですっ★
パーティースクール☆
私と光ちゃんは、どうしたらいいのかわからないまま
言われた通りの場所に向かった。

そこは、校舎の横にある白くてチャペルみたいな、すごくキレイなところだった。
「こ、ここって・・・。」

「あっ!ね、みて真衣!!ビューティープリンセスクラブって書いてあるよ!」
そういって光ちゃんが指差したのは、看板で英語で文字が書いてあるようだった。

「入ってみよっ!」
何に対しても最初は臆病な私と違って、光ちゃんはさっそく入ろうとしているみたいだった。

「う・・・うん」
そう行って、大きな扉を開けると、四角くて大きな1つのテーブルに
ズラーッと何人もの子たちが、美味しそうなお菓子を食べつつ
楽しそうにおしゃべりしていた。
「光ちゃん・・・すごいね。」

「うん・・・」
そう言うと、大きな声で光ちゃんは叫んだ(!?)
「あの~~私たち、ここの部長の香恋さんに招待されてきたんですけどー」

え・・・と。なんか急に静かになったけれど・・・居づらいな・・
なんて私が思った時、奥の方から一際目をひくキレイな人がこちらに
向かって歩いてくる。

「まぁ!私の思った通りだわ。とっても可愛いわね!初めまして、私は花園香恋と言います。あなた達は、真衣さんと光さんよね。2人はランクSの子よ。このクラブについて詳しく・・・っていっても、ほとんど決まりとかもないんだけれどね。」
そう言って優しく微笑んだ。

花園香恋さん(はなぞの かれん)、すごく美人な人だなぁ。
香恋さんが話してくれたのは
このクラブの事。
だいたいは、チャラ君が話してくれたことだったけど
毎日このチャペル(?)を開けていて、香恋さんがいなくても
お茶会できるようになっているんだっていうことを
新しく聞いた。
毎日のお茶会には、クールプリンスクラブも来るらしい・・・
クールプリンスクラブも、このクラブと一緒な感じらしいけど・・・

うまくやっていけるのかな?

「真衣さんは、華組で光さんは空組でいいかしら?華組は、おしとやかで清楚な女の子のS組よ。空は、明るく爽やかな女の子のS組。じゃああとで先輩が来るはずだから、よろしくね。」

そういい残して香恋さんは行ってしまった。
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