お前は俺の予約済み!!
7★★★俺を感じてほしいから
洗い終えた俺の髪は、瑠璃と同じ香りがした。



その香りに包まれると、



瑠璃を抱きしめている時の感覚を思い出すようで、



なんだかすげぇ心地いい気分になる。



瑠璃が用意してくれたバスタオルからも、



洗いたての石鹸のいい匂いがして、



俺はいつになく最高の気分で着替えを済ませ、



瑠璃のいるリビングへと戻った。



『悠、さっぱりした?』



リビングには、部屋着に着替え、



すっかり「仕事モード」を抜けた、



いつものにこやかな瑠璃がいた。
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