※ご主人様は完璧王子?※

〇第六章〇 another side




イラッ………


イラつきが止まらない。


その原因は俺の前でのんきに紅茶を飲んでいるこの男だ。

今日は親と会ったあと優花をおちょくってやろうと思ってたのによ………



イラつきすぎて普段はしない貧乏ゆすりがとまらなくなる。

すると目の前のやつがにやっと笑った。



「あらためまして、どーも!!

おれは白山楓だ。」

「………よろしく。」



いつも被っているはずの仮面をうまくかぶれず、笑顔がひきつる。





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