男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆
ドアを開け、宇津井の部屋に入る。
「よっ」
宇津井はニコニコしながらベットの上であぐらをかいてた。
「どうしたの?」
あたしは宇津井の前に立って、宇津井に聞く。
「いや、ひまだから。どーせお前もひまだったんだろ?」
ほら座れよ、と宇津井は言いながら、自分の隣をトントン叩く。
…あたしひまじゃねーんだよこの馬鹿やろう…。
「……大事な用がないなら、あたし戻るわ」
…早く淨弥君に会いたいし……。
あたしはそう言って、部屋を出ようとした。
「ま、待ってよ!」
ガシッと手首掴まれる。
「なっ、…どうしたの?」
びっくりしたよ、いきなり。
宇津井は少し申し訳なさそうに笑って、上目遣いであたしを見た。
「…もう少し、ここに居ろよ」