男子校は危機百発ッ!☆→イケメン男子と恋しよう←☆




ドアを開け、宇津井の部屋に入る。


「よっ」

宇津井はニコニコしながらベットの上であぐらをかいてた。


「どうしたの?」

あたしは宇津井の前に立って、宇津井に聞く。



「いや、ひまだから。どーせお前もひまだったんだろ?」

ほら座れよ、と宇津井は言いながら、自分の隣をトントン叩く。



…あたしひまじゃねーんだよこの馬鹿やろう…。



「……大事な用がないなら、あたし戻るわ」

…早く淨弥君に会いたいし……。



あたしはそう言って、部屋を出ようとした。


「ま、待ってよ!」

ガシッと手首掴まれる。


「なっ、…どうしたの?」

びっくりしたよ、いきなり。


宇津井は少し申し訳なさそうに笑って、上目遣いであたしを見た。


「…もう少し、ここに居ろよ」




< 101 / 440 >

この作品をシェア

pagetop