先輩王子のちょっと危険な甘い罠
罠5
「ね、風花ぁ〜」


「ん?」


「最近、何か良いことあった?」


そう聞いてくるのは同じクラスの朝川琉衣(アサカワルイ)


「べ、別に〜」


「そう?何かいつもウキウキしてる感じだよ?」


「そんなことないってば!」


私は琉衣に怪しまれたくなくて、廊下を急いで歩いた


「あれ?」


「ん?琉衣?どした?」


琉衣の不思議そうな声に振り向く


「見て見て!学園の王子様だ!」


「王子様?」


「知らないの?カッコよくて、クールでね〜おまけに頭もすっごくイイの〜人気はアイドル並みだし」


「ふ〜ん」





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