no drug no future
5章 『Ring』の輝き
友達と遊んだ帰り、15時すぎくらいに恵比寿駅で癒真くんからの着信音が鳴る。

電話で短い会話をした。

癒真「俺さ~やっぱり麗華ちゃんが好きなんだ。付き合ってほしいな。」

癒真くんは素面のときに私に告白しなおしてきた。

私はまだこのとき、癒真くんのことを友達としかみれなかった。

だから

私「まだ元カレが忘れられない・・・」

と希望を残すような微妙な嘘をついて断った。

正直なところ容姿もそこまでタイプではなかったし、フリーとしての束縛のない生活が心地よかった。

それに誰のものでもない私、男の子にちやほやされるのも気分が良かった。

でも一番は、『Ring』での友情が拗れそうな気がしたから・・・

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