時を超えた恋 - 新撰組と毒舌最強少女 -【完】




瑠『まあ、いいか。』


土「なにがだ。」



ひとり頷く瑠偉に疑問を持つ土方。


しかし瑠偉は流す。




瑠『まぁ気にするな。茶でも飲めよ。』


土「わさび入りだろうがぁぁあ!」



瑠『“わびさび”と掛けてみました。』


土「洒落かぁあ!洒落でこんなもん飲ませたのかテメェ!」


瑠『じゃ。私は稽古に行ってくる。』



瑠偉は襖を開け、逃げようとする。



土「逃げんな!」


瑠『じゃぁな。全部飲めよ、お茶。』




――――ピシャリ!



瑠偉はそう言って襖を勢いよく閉めて、走って逃げ出した。




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