雪の華、君の香り、君ヲ想う
瑠香の生きる意味。
「ただいま。」


「先生!!」


西村が往診を終えて帰って来た。



「おかえりなさい!!
お疲れ様です!!」


佳奈がそう言って
西村に軽く頭を下げ出迎えた。


「うん。 あっ、これ!!
美味しいって聞いたから買ってきた。
みんなで食べよう。」


「わぁ!! 
ありがとうございます!!」


「あっ、これ有名なケーキ屋さんのだ。
さすが先生!!」


瑠香は佳奈の後ろからひょこっと顔を出し、
そのケーキの箱を見て目を輝かせた。








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