極道夫婦―18歳の恋戦―【完】

ガキの求愛宣言

ーーバンッ



雄「愛理!!」



夏「何があ…って」



勢いよく開かれた扉から、兄貴と夏輝が入って来た。

2人は拓哉を見た。



雄「愛理に何した?」



夏「遺体安置所…通称、暗黙の部屋に入りたいか?」



どす黒い声で迫られ、拓哉は顔面蒼白になりながら、首を左右に振る。

私は苦笑しながら、さっきの出来事を話すと、兄貴は「あ゛?」と声をあらげ、夏輝は拓哉の頭に拳骨を食らわせた。



拓哉「……この人、強い;;」



拓哉は頭に手を添えて、痛みで涙目になってる。

…御愁傷様です;;

不謹慎ながら、ちょっと嬉しいです、私。
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