学園奉仕活動
「どう広がればそんな話になるやら・・・・・・・」


そんなあんたの頭ん中が世界平和だ。


もういっそ爆裂にハゲちまえ。


「・・・・・・・・・」


「なあ、おい」


「・・・・・・・・――ん?あ、ああ。なに?」


身振り手振りで熱く語っている校長の頭を忌々しく睨んでいると、アリスに声を掛けられたので顔を向けた。


「壇上に出た後何をすればいいんだ?」


「ん?・・・・。ああ・・・・・」


確かに何すりゃいいんだろう・・・・・・?


いや、まあ、話をするんだろうけど・・・・・・


何を話すんだ?


てか、誰が話すんだ?


袖で待機以外、何も聞いてねえよ・・・・・・。


「いや、分からんな。とりあえず〜・・・・・・・ラインダンスでもするか?」


「す、するかっ!そんなことっ!!」


「じゃあ、とりあえず、ゴリラは“えいどりあん”と叫べ」


「嫌じゃ。誰が叫ぶか」


うむぅ〜・・・・・・・断りよるか・・・・・・



どうしよう・・・・・


じろさんに聞くにしても、何処に居るやら分からんし・・・・・


てか、探そうにも、こう問題が発生した時に限って校長の話が終わりそうな訳で・・・・・・・



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