使者の黙示録
シスター・マヤがメグの手をとり、ルゼのもとへ向かう。

ボディーガードたちは周囲を警戒しながら、彼女たちの傍を離れずについて行く。


ルゼは、そういう彼らを笑顔で迎える。


「シスター、ちょっと心配していたんだ。無事だったようだね」

「はい、神様とお話ができる方に助けていただきました」

「それは良かった」


ボディーガードたちには、彼女たちが何の話をしているのか、さっぱり分からない。


彼女たちの話は、そのまま続く。


「シスター、あなたを助けたその人が使者なんだよ」


シスター・マヤが驚いた顔をする。

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